1971年、日本の金融機関として初めて
「コミュニティ・バンク」を提唱した京都信用金庫。
その理念を実践するために白羽の矢が向けられたのは、
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)で活躍した
若きクリエイターたちでした。
60年代から国際的に知られる日本の建築運動
「メタボリズム」を展開していた川添登(建築評論家)、
菊竹清訓(建築家)、榮久庵憲司(プロダクトデザイナー)、
粟津潔(グラフィックデザイナー)らに
一連の支店設計が託され、次々と具現化していきました。
その数はなんと40店舗以上!
そして2020年。新たな時代のコミュニティバンクを
めざして開館した地域交流拠点「QUESTION」を会場に、
京都信用金庫・榊田隆之理事長と
京都市京セラ美術館企画推進ディレクターで
京都モダン建築祭実行委員の
前田尚武氏のクロストークを開催。
2023年に創立100周年を迎えた
京都信用金庫の原点である
コミュニティ・バンク構想を振り返り、
京都のまちの未来像を語ります。
本事業は令和5年度文化庁文化芸術振興費補助金(地域文化財総合活用推進事業)の補助を受けて実施しています。